@article{oai:tfulib.repo.nii.ac.jp:02000040, author = {Kitai, Toshio and 鍛代, 敏雄}, issue = {14}, journal = {東北福祉大学芹沢銈介美術工芸館年報}, month = {Jun}, note = {中世日本の荘園は、検地によって消滅したと一般に説明されている。石清水八幡宮領荘園の場合も、戦国期から織豊期を経て「断絶」したと江戸期の近世史料に見える。しかし、本文で後述するように、中世から近世へと連続する遠隔地の石清水八幡宮領が存在したことは事実である。本稿では、戦国・織豊期に見える石清水八幡宮領を俯瞰し、はじめて紹介するところの「石清水八幡宮入寺記録写」(未刊)の史料内容、とくに出雲国飯石郡須佐両郷の戦国期荘園の実態、ついで近世へと連続する変遷史について考察する。すなわち、これまでは史料上、14 世紀前半で途切れていた出雲国須佐郷の石清水八幡宮領荘園について16 世紀の戦国期に至るまで継続して八幡宮領として保持されていた点、さらに荘園制の解体後も、近世郷村制に組み入れられた須佐郷は、石清水八幡宮領として存続し近世初期へと連続した実態を究明するものである。 なお、本研究の成果は、学芸員資格にかかわる古文書学・文化財概論・博物館資料論の講座において活用していきたいと考えている。}, pages = {35--47}, title = {戦国時代の石清水八幡宮領荘園 -出雲国飯石郡須佐両郷について-}, year = {2023}, yomi = {キタイ, トシオ} }