@article{oai:tfulib.repo.nii.ac.jp:00000851, author = {石野, 莞司 and Ishino, Kanji}, journal = {東北福祉大学研究紀要, Bulletin of Tohoku Fukushi University}, month = {Mar}, note = {本稿では,2000 年以降,先進国のみならず発展途上国においても大きな経済発展が見られた事実を確認するとともに,途上国における5 歳未満児死亡数や,初等学校修了率といった社会指標の向上が得られたことを示し,2000 年から2015 年までの国際開発目標であった「ミレニアム開発目標(MDGs)」の効果を検証する。2015 年からは「持続可能な開発目標(SDGs)」へと切り替わったが,ここ数年来,途上国の一人当たりGNI 額の伸び悩みや,5 歳未満児死亡数減少の鈍化,初等学校修了率に停滞傾向が認められる。このため,これらの指標の推移に基づいた重線形回帰分析を試み,初等学校修了率を向上させるには所得カテゴリ別で見た場合,力点の置くべき課題に相違が見られることを示す。 具体的には,下位中所得国(LMICs)では5 歳未満児死亡数減少に注力すべきであり,貧困国(LICs)については,これに加えて直接的な教育支援が求められていることを示す。 また,それぞれの課題解決を図る上で,先進国による政府開発援助(ODA)を通じた途上国への援助・協力のあり方として,戦略志向から連携・協調志向へと先進国自身が方針の変更を行う必要があることに言及する。}, pages = {137--147}, title = {国際協力の潮目を測る ─ MDGs からSDGs へ ─}, volume = {46}, year = {2022}, yomi = {イシノ, カンジ} }